「柳宗理と出西窯」〜黒土瓶の仕事をめぐって〜
柳宗理さんと出西窯の40年近くかけたコラボレーションによる展覧会
出西窯は、手作りなのに大量生産できる全国的にも希少な組織体制を持つ窯元です。
民藝運動の創始者である柳宗悦氏を父に持つ柳宗理氏は、日本を代表するプロダクトデザイナーですが、その柳宗理氏と出西窯(しゅっさいがま・島根県斐川町)の工人たちとが40年近くかけて試行錯誤を繰り返して完成した「黒土瓶」を中心に柳宗理氏のプロダクトと「手仕事」を考える展覧会が開催となります。
・開催期間2007年1月10日(水)〜2月25日(日)
月曜休館ただし2月12日(月)は開館
・開館時間10:30〜17:30
・入館料金一般600円、小中学生200円
視覚障害者及び付添者300円
・開催場所東京都渋谷区松涛2−11−1
「ギャラリーTOM(Touch−MeArt)」
電話03−3467−8102
※1984年に「視覚障害者のための手で見るギャラリー」として開設された美術館です。
・テーマ「柳宗理と出西窯」〜黒土瓶の仕事をめぐって〜
手作りなのに需要に耐えうる量産体制を持つ出西窯と柳氏との共同制作の歩みを通して、今の社会で失われつつある手で考えること「手仕事」の意味を改めて考える展覧会です。
・その他出西窯の他の器の展示や販売もあります。
・出西窯昭和22年(1947年)、5人の無名の若者が共同作業で作り始め、当初から一貫して共同体の形態を取り、製品は無名に徹し、郷土の土を使い、手仕事による実用の陶器を作り続けています。
その作業思想は「世の中は何もかも“おかげさま”によるもので、自分の手柄などどこにもない。」という自己主張を廃した「無自性」です。悦びも哀しみもすべて共同体で所有するという作業活動を実践している希有な民窯です。
民藝運動に共鳴し、バーナード・リーチ氏や河井寛次郎氏の指導を受け、民藝運動の創始者である柳宗悦氏にも愛されました。現在も10数名の同志が当初からの精神を受け継いで共同作業を続け、本年、創設60周年を迎えます。
平成5年、東京国立近代美術館で単独の企画展も開催されました。